未来の真ん中の足跡

今を、一瞬を、見つめ続けるために

チカラウタのお話。

こんにちは、めいです。

2回目の更新は宣言通り先日のチカラウタのことをお話ししたいなって思います。

私の住んでる地域では5/1に1回目の放送、5/8に2回目の放送がありました。
今回は一回目の放送の話をします。

※ただいま絶賛就活中のため全体的に多少雑になってしまった気もしますが大目にみてやってください(笑)

4/24に次回予告を見て以来、心臓の音が聞こえるくらい毎日ドキドキしていました。
早く見たいという気持ちと、見たくないという気持ちがありました。
見たくないと思ったのは怖かったからです。
今まで散々薮くんの葛藤や苦悩をインタビューなどから汲み取って勝手に想像しては悩んだり、涙したりしていました。
今まで想像することしかできなかった真実を本人の口から聞くということに恐怖を感じてしまいました。
見たくないって言うより、見られないと思いました。
そんな悶々とした思いを抱えたまま過ごした一週間は苦しかったです(笑)

そうして5/1、17時、私は覚悟を決めてテレビに向かいました。

細かい話をする前に全体的な感想から書きます。
初めて見た直後の感想です。

まず、絶対泣くと思っていましたが泣きませんでした。
次回予告を見て想像していたほど重い内容ではなかったので泣かなかったのだと思います。
目ぼしい新情報も特にありませんでした。
トークの内容もほとんど過去のインタビューなどで読んだ覚えがあるものでした。
特に前半は結成当時の話がメインだったので10,000字インタビューを思い出した人が多いのでは?と思いました。(多少の矛盾はありましたが)
そして肝心のチカラウタですが、こちらも予想内。
薮くんがBUMP好きなことは有名ですね。
才能人応援歌、私も一時期ずっと聴いてました。
この曲が収録されているアルバム『orbital period』は2007年の12月、つまりデビューの数ヶ月後に発売されたものです。
歌詞についての考察は後に書くとして、もしかしたらこの曲を薮くんと同じ時期にリピートしまくってたんじゃないかと思うと胸熱でした。
まあそんな嬉しい妄想は置いといて、2007年発売のBUMPのアルバムからの選曲ということで、意外性はゼロでした。

ここまで読むと、まるで期待外れだったかのようですが、全くそんなことありません!
表面的に得るものは少なくても考えさせられるものは非常に多かったです。
番組スタッフさんにも、慶ちゃんにも、そしてもちろん薮くんにも大感謝でした。

ここから細かい話をしていきます。

最初のトークは24時間TVの話題から始まりましたね。
お馴染みのグループメールのお話。
「俺も大好きだぞ」って嬉しそうに思い出話する薮くんの笑顔満点です大好きです。


7年目でやっと掴んだデビューの夢
しかしそこで気づかされたのは
自分には飛び抜けた才能が
何一つないということ
…その時 鳴ったチカラウタ

薮くんのチカラウタの話しはこの言葉から始まりました。

まずJr.時代の話をちょろっと。
小学6年生でジャニーズに入った薮くんは割とすぐにマイクを持つポジションになりました。テロップにもあったように(お仕事的には)順風満帆なJr.時代です。
予告にも使われていた『ぶっちゃけジャニーズやめようかな』は、デビューできなかったらっていう話だったんですね。
デビュー後の話かと思って心配してたから少し安心しました。
デビュー前についてもいろいろ話したいことはあるけれど今回はデビュー後が番組の本筋だからそれはまた別の機会に…

そしてデビュー時について。
こちらもお馴染みのバレーボールのお話。
ジャニーさんにみんなの名前が書いてある紙を見せられたっていう有名なお話を割愛して、ワゴン車で初めて会ったって言ってましたね。
まあそこはサラッと流します。

「いきなり僕そのグループで最年長を務めることになってやばいなあと」
「リーダーはHey!Say!JUMPは作ってないんです」
「リーダーいないのに僕がそのリーダー的役割を最年長なので、そこでいきなりしなきゃいけないってのにすごくもどかしい気持ちで」

私は今でも考えてしまう時があります。
リーダーという肩書きがあったほうが薮くんはやりやすかったんじゃないかなって。
肩書きには責任がつきものですが、その分立場や存在意義を確立してくれるものです。
もちろん肩書きだけで中身が伴わない場合は論外ですが、実際薮くんは最年長としてリーダー的な役割を引き受けました。
おかずクラブのゆいPが「だったらリーダーって言ってもらったほうがいいなあ」と呟いていますが、私もそう思う時がありました。
でも、デビュー当時薮くんもまだ高校3年生。末っ子気質なのに9人の年下、後輩とグループ結成。
リーダーという肩書きがついてしまうと責任感が更に増して薮くんはもっと苦しんだのかなと思います。
また、今のJUMPを見ていて、リーダーがいないってところが上手く活きているのかなとも思います。
結局はどっちが良かったかなんてわからないし、選ばれなかった選択肢にあれこれ言っても仕方ないことです。
でも私は今でも考えてしまうし、きっとこれからもデビュー当時のことを思う時には考えてしまうのだろうなと思います。

そして立ち位置の話。
Jr.でセンターを務めていた自分とひかるくんの立ち位置が端になったこと。
慶ちゃんもびっくりしたって言ってました。
きっと他の先輩もびっくりしたんじゃないかな。

「デビュー決まったのに端…悪いことではないけど…葛藤がありました」

某インタビューではあたかもすぐ受け入れたかのように語っていたので"葛藤があった"って言ってくれたことが嬉しかったです。
どんなに大人になっても薮くんの中には絶対負けず嫌いな薮くんがまだいるって信じてる老害薮担を救いました(笑)

「自分は飛び抜けて歌がうまいわけでもなく、ダンスができるわけでもなく、めちゃめちゃ演技ができるとかそういうのがなくて悩んでた時期があったんです」

波紋を呼んだ発言だと思います。
才能人応援歌の歌詞を借りると、薮くんは歌もダンスも演技も『得意なこと』つまり特技ではないと言っています。
放送直後、「薮くんには歌っていう特技があるよ!」「薮くんの美声は武器だよ!」などのツイートをよくTwitterで目にしました。
上手いか下手かは「評価」なので客観的に判断できます。
でも特技が特技でないかは、主観的なものなので薮くんが特技でないと言うならば特技ではないのだと思います。
私も薮くんの歌声が大好きです。
でも薮くんはファンが自分の歌をどう評価しようと歌は自分の特技ではないと言っています。
もっと歌詞に即して言えば、自分よりも歌が上手いメンバーがいるから自分にとって歌は特技ではなくなった、という事でしょうか。
そう考えると少し寂しいような気もしますが薮くんがそう言うなら仕方ないです。
でも寂しいです(笑)

「グループでの立ち位置はどうしよう」
「なんで僕このグループにいるんだろう」

こんなこと思ってたんだね薮くん。
立ち位置…ポジションの意味だけではなくグループ内での存在意義という意味でしょう。
このことから、(前の話に繋げて考察すると)薮くんにとってリーダー役はあくまでグループ運営のために自分に与えられた役割であって、存在意義ではなかったんだなと思いました。

『得意な事があった事 今じゃもう忘れてるのは
それを自分より 得意な誰かが居たから』

「自分には突出した才能はないけど、グループの潤滑油的な役割になれたらなって思えるきっかけを作ってくれた曲」

正直、この歌詞を聴いてこんな考え方ができる薮宏太の感性と思考力には驚きました。
単純に、すごいな、と思いました。
やっぱり私には到底推しはかりきれない魅力がまだ無限大にあるんだろうなって思いました。
"潤滑油"という言葉はほんとに薮くんらしいなと思いました。
10,000字インタビューを読めば潤滑油としての薮くんの活躍をいくつかまとめて知ることができます(オススメ)

そして流れる薮くんのチカラウタ、才能人応援歌。
薮くんの真剣な表情にも潤んだ瞳にも胸が熱くなりました。
考え事をすると口を触る癖がある薮くん。
ちょっと触りすぎじゃないかなって心配になりました(笑)

「もし僕がJUMPの中からいなくなったって、気付かない人がいるかもしれない。そういうことにリンクしてこの曲の歌詞の部分を聴くと何クソ!っていう気持ちに(なる)」

曲が終わってのコメント。
ここも予告で使われてました。
TLが大騒ぎになったことが懐かしい(笑)
私たちファンからしたら薮くんがJUMPからいなくなることは一大事だけど世間一般の人からしたら本当に気付かない人はいるかもしれません。
「そういうことにリンクする歌詞の部分」と聞いて私が思い浮かべたのは2番の
『痛いって程解ってた 自分のためのあなたじゃない
問題無いでしょう 一人くらい 消えたって』
この部分かと考えます。
1番にも似たような歌詞がありますが2番の方がより直接的だと思います。
余談ですが最近びっくりしたことは、今の高校生以下からの薮くんの知名度です。
私たちの世代だとジャニーズ好きじゃなくても薮くんの存在を知ってる人が多いです。
中高生のツイートを見ててジェネレーションギャップにびっくりしてしまいました。
話を本筋に戻すと、気付かない人がいるかもしれないという薮くんの見解は正しいと思うし、そうならないためにもこれからたくさん露出の機会が増えて、いろんな人に薮くんの魅力が伝わればいいなと思いました。
ファンも含めた自分の周りの人間は必ずしも常に自分のために存在するとは限らない、10人もいるのだから1人くらい抜けてもグループは変わらず動いていくんだろうなって思ったのかな。
でも"何クソ!と思う"ということは薮くんだってやってやるって思ってくれてるんだと思います。
見届けたいです。応援し続けたいです。

たくさんの葛藤を抱えた中でいつ吹っ切れたのか?という質問に対して"横一列で見れる関係になれた時"と答えた薮くん。
私たちファンには押され方がどうのこうと文句を言う人もいるし、言いたくなる気持ちもわかるけど、当の本人達は、少なくとも薮くんは、自分たちの今の関係性を"横並び"だと認識してることが知れてよかったです。

「嫉妬心みたいのはないんです。グループに持って帰ってきてくれればいいなって。」

メンバーに仕事が決まっていくのを見てるときに嫉妬はないのか?っていう質問に対する答え。
ほんとに薮くんって…
末っ子として育って、先輩に可愛がられながらJr.時代過ごして、でもYaでは一応真ん中で、デビューしていきなり最年長…
いろんな立場を経験した薮くんだからこそその考え方には奥行きがあるんじゃないかなって思っていて尊敬してます。

で、最後はグループ名のお話。
Hey!Say!JUMPって最初に聞いたときは「ジャニーさん頼むよ〜」って思った薮くん。
声がちょっと裏返りながらふにゃっと笑う薮くんが大好きです。

メンバーとのエピから始まってグループ名の話で終わった薮くんのトーク
思えば薮くんの最高の笑顔で始まり最高の笑顔で終わりました。
慶ちゃんのおかげだな〜って思いました。
素敵な先輩後輩の話が聞けてとてもよかったです。

勝手にいろいろ分析し語ってみましたが、何よりも今回のような番組に出演したこと自体にとても意味があると思っています。
冠番組は時間帯的にもジャンプに興味がある人が主な視聴者だと思います。
でも、チカラウタは日曜日の17:00という時間帯的にも番組の内容的にもファン以外の人がたくさん見る番組だと思います。
そんな番組に1人で出て、当時の葛藤やそれを乗り越えた今のスタンスを堂々と語った薮くん。
薮くんらしさや、薮くんのまだ計り知れない無限大の魅力がいっぱい詰まった放送だったと思ってます(甘々フィルターかもしれないけど)。
地上波に乗ってまだ薮くんのことをよく知らない人に届いてればいいなと思いました。
いや、見た人には届いたはず!!!
きっと薮くんも今回の放送で何かを「グループに持って帰る」ことができたんじゃないかなって願ってるし思ってます。

ところで、才能人応援歌の1番の歌い出しは
『得意なことがあったこと〜』
ですが、2番の歌い出しは
『大切な夢があったこと〜』
です。

薮くんにとって大切な夢とはなんなんだろうなー
今も何か大切な夢はあるのかな?
あればいいな

薮くんは薮くんであって
薮くんが得意と思えること、
薮くんが大切だと思える夢が
いつまでもあればいいなって思います。

できればそれをいつまでも見ていたいです。


最後に、今回のチカラウタでいろいろな話をしてくれた薮くんにお疲れ様でしたという言葉とたくさんのありがとうを伝えたいです。


長々書いてしまいすみません(笑)
読んでくれてありがとうございました!



めいでした。



世界のための自分じゃない
誰かのための自分じゃない
得意な事があった事 大切な夢があった事
僕らは皆解ってた 自分のために歌われた唄など無い
問題無いでしょう


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